化粧品と肌

【オーガニックコスメについて】#1 オーガニックの歴史と文化、背景

【オーガニックコスメについて】#1 オーガニックの歴史と文化、背景

【オーガニックコスメについて】#1 オーガニックの歴史と文化、背景

こんにちは元オーガニック化粧品の研究開発者のゲンです。
今回はオーガニックコスメについて話したいと思います。超大作なので、何回かに分けて書きたいと思います
#オーガニック  #オーガニック化粧品

 

私について

オーガニックコスメについて語る前に、まず私のことを少し紹介したいと思います。私は元々、以前の会社で化粧品研究開発と製造の仕事をしていました。

その会社は日本のオーガニック化粧品、自然化粧品のパイオニア的存在で1970年代からこの分野を切り開いてきた会社なので、おそらく業界の中でもかなり詳しい部類に入ると思います。

オーガニックコスメについては肌に良いという情報から、逆に肌に悪いという情報までありとあらゆる情報が巷で書かれており、消費者の方も困惑していると思います。私もなるべく公正な立場でオーガニックコスメとはなんぞやということを書いていきたいと思います。

オーガニックコスメを調べるに当たり

今回、オーガニックの歴史や文化について書かれた書籍がほとんどなかったため、以下の資料を使いオーガニックとはなにかについてまとめてみました。本に加えてネットを使い、現在の状況などを調べてみました。

 

参考書籍
オーガニック革命 高城剛
オーガニック入門 岡村貴子

調べると分かりますが、本当にオーガニックの古い本で日本語の本って全然ないんですよねT-T

そもそもなんでこの2冊かと言うと、これしかないからです。日本でのオーガニックの文化を知ろうとしたら当然古い本に当たるわけですが、オーガニックのことを書いた本もほとんどないし、文献やら参考資料もぜんぜんない。もちろん新しいものはたくさんありますよ。でも、そのブームになる前の状況を書いてある本って全然なかったわけです。

オーガニックの意味って知っていますか?

 

みなさんはオーガニックの意味って知っていますかね?今ではどちらかというと無農薬的な意味が強いと思いますが、本来のオーガニックという意味は少し違います。これはどんな言葉でもありますよね。言葉って生き物ですから、時代によって変わります

 

「生まれつきの、生命の」「本来の、根本的な、本質的な、生き方が簡素で自然に即した、すばらしい、最高の」

オーガニックが生まれた背景

 

オーガニックコスメを語る前にまず、オーガニックって元々農業から発展した言葉なので、まず農業について知見を広げなければなりません。

 

オーガニック農業は環境に負荷をかけずに農作物を栽培をするということが発祥です。そもそも元々は人間の安全性を追求するためのものではありませんでした。元々は環境に負荷をかけないとか昆虫を守るとかそういう取り組みから始まったものです。また、行き過ぎた資本主義に対するアンチテーゼという側面が大きかったそうです。

 

その後、BSEや口蹄疫などの食糧問題の発生し、安全性という意味でもオーガニックというものが注目され、普及し始めたのが背景としてあります

なので、歴史とともに意味も変遷してきたのがよく分かります。

オーガニックの定義について

 

次にオーガニックの定義について考えたいと思いますが、そもそもオーガニックについて明確な定義はありません。これは農業でもコスメでも同じです。もちろん各国で資格や条件はありますが、それは本来のオーガニックという意味の本質ではありません。なぜならそもそもが数値化、言語化できない、しにくいところから発祥しているからです。

 

でも、そうも言っていられないので、オーガニックの定義とは何なのかに答えれそうなことをピックアップしてみました。

 

オーガニックとは人間の本質や考え方、生き方全般に深く関わるライフスタイルそのもの

エコやグリーンは地球環境を中心とした考え方であり、オーガニックは人間という一個人を中心とした考え方

自分の健康のその先に、自然環境の健康、そして地球の健康を見据えること。それこそがオーガニックの本質。

オーガニックと有機農業はイコールではない。有機農業は新オーガニック主義を担う一ジャンルである

オーガニックとは食べ物を個人に取り戻すこと

オーガニックはトレンドではなく、昔当たり前のように存在した食べ物であり、農業のあり方であり、生活であり、現代ではそれらが実現しにくくなっている背景がある。肝心なのは自然が本来持つ機能を生かすということ。合理的、効率的に栽培成果をあげるのではなく、自然をうまく活用しながらその恵みを授かること

 

つまり、元々は環境負荷をかけないというところから生まれたのに対して、時間を重ねるごとに文化やライフスタイルに変化したというのが実情です。

なので、明確な定義はなく、農薬を使わないっていうのもオーガニックのひとつの側面にしかすぎず、今はどちらかというと昔のものや文化を大切にするとか、自然のままの自分を受け入れるとかそういうのもオーガニックとして認識されているのです。

オーガニックの魅力

 

続いて、オーガニックの定義を踏まえた上で、オーガニックの魅力についても考えたいと思います。オーガニックの定義もそれぞれあるので、魅力もそれぞれあるというのはご了承ください。該当しそうな魅力を私がピックアップしてみました。

 

一般のものとの違いや原材料、製造工程、産地などを知ることで新しい発見、新しい楽しみ、新しい感動がついてくる。また、中身に注目することで、何にトラブルを起こしているかを注目するようになる

農薬を大幅に減らすことができ、それが環境を守るため健康のために繋がる

本当の意味での経済サポート(オーガニックではないものは残留農薬のテストや有害廃棄物の処理、環境被害対策等隠れたコストを負担しなくてはいけない)

トレーサビリティがしっかりしている

 

色々ピックアップしてみましたが、今はどちらかというと

 

自分らしさを取り戻すとか、環境を考えたライフスタイルの生活をするとか、昔の生活への憧れとか

 

この辺が魅力としてはあるのかなと思います

 

まとめと本を読んでみての感想

 

オーガニックという言葉は元々有機農業から始まった話はしましたが、時代とともに大きく意味が変わり、人間の本質や考え方、生き方全般に深く関わるライフスタイルそのものという漠然とした大きいものに変わってきており、今なお進化していると思います。

 

また、これは別の機会に書きますが、日本と欧米とのオーガニックの意識、認識、考え方の差は予想以上に大きいです。これは文化的背景がすごく違いますし、国民性も大きく関わっていると思います。なぜ、日本でオーガニックが全然根付かないのかはこの辺が関係していると思います。

 

この本自体発刊された年から4-7年経過しているため、少し日本も状況が変わっていると思いますが、日本でもオーガニックの商品数自体は確かに増えましたし、色んな分野で製品やサービスを見ます。でもオーガニックに対する知識や意識の低さは今だに変わっていない気がします。

 

次はオーガニックコスメについて書きたいと思います。長編ですので、何回かに分けて書いていきます

 

以上です。最後まで読んでくれてありがとうございます
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